ほとんどすべての企業には仕入先があります。レストランがグラスやお皿を注文するのも、ソフトウェア会社が開発用のパソコンを購入するのも、仕入先があってこそです。
サプライヤーは、企業が優れた製品やサービスを作り上げるために欠かせない、ビジネスエコシステムの重要な存在です。
そんな中、2023年5月には外国為替市場(FOREX)で大きな変動がありました。その影響を通じて、あるサプライヤーが実はあまり誠実ではなかったという事実が浮き彫りになったのです。
私たちのある海外の仕入先について調べてみると、請求の仕組みがやや複雑で、さらに価格も実際より高めに設定されていたことがわかりました。少し首をかしげたくなる内容であり、残念ながら誠実さに欠ける行為だったのです。こうした問題は、サプライヤー自身がトラブルを解決しようとしたことで、かえって明るみに出ることになりました。
その年の終わりには、その会社の経営陣は買収先の企業によって解任されました。どうやら、隠ぺいやごまかしがビジネスリーダーのもとで企業文化の一部になっていたようなのです。
ビジネスにおいて、良い仕入先を持つことがいかに大切かを理解しておくことは、とても重要です。ビジネスを成長させていくには、お互いにとってプラスになる「win-win」の姿勢 が欠かせません。これこそが、成功している企業に共通する考え方です。
しかし残念ながら、製品の品質や約束を守ることよりも、お金を優先してしまう経営者がいるのも事実です。中には、ただ利益だけを求めて不当に高い料金を請求してくるサプライヤーもいます。
では、一体どんなサプライヤーを「良いサプライヤー」と呼べるのでしょうか?
ここで、良いサプライヤーに期待できる5つのポイントをご紹介します。
1. 迅速な対応をしてくれること
サプライヤーは、できれば24時間以内、遅くてもそれくらいのスピードで顧客に返答するべきです。お金を支払っている以上、迅速に対応してくれるのは当然と言えるでしょう。
2. バグや製品トラブルへの対応が非常に速いこと
問題が起きたら、できるだけすぐに直してくれるサプライヤーが理想です。もしサプライヤーが、提供する製品やサービスなどお客様に関わるもので、対応が遅いと自社の評価にも影響してしまう可能性があります。
3. 市場の声に耳を傾けること
サプライヤーは「こう売るべき」と指示する存在ではありません。あなた自身が市場やお客様のニーズを一番よく知っているはずです。サプライヤーはまずあなたの話に耳を傾けることが大切です。
4. 公正で持続可能な価格設定をすること
ビジネスは基本的に お互いにメリットがある「win-win」の関係 であるべきです。
もしサプライヤーが、ただあなたからできるだけ多くのお金を搾り取ろうとしているなら、新しいサプライヤーを探す時かもしれません。選択肢は常にあります。
市場で勝つのは必ずしも最高の製品ではありません。長期的には、最高のサービスを提供できる会社 が支持されるのです。
5. 社員やスタッフが安定していること
良い会社を見つけたいなら、チームに注目してみましょう。
優れた会社は、明るく、機敏で柔軟なスタッフが製品を支えているからこそ強いのです。
どの会社にもチーム運営の課題はあります。しかし、常に人が入れ替わっている会社は、ビジョンのない組織であるサインかもしれません。
さらに悪い場合は、**職場環境がよくない(トキシック)**可能性もあります。
サプライヤーのスタッフが頻繁に変わる場合は、他の選択肢を検討するのが賢明です。
サプライヤーはビジネスに欠かせない存在です。もし、ここまで紹介した5つのポイントのいずれかが欠けていると感じたら、新しいサプライヤーを探すタイミングかもしれません。正直に言えば、すごい製品だがサポートが微妙なサプライヤーよりも、製品はそこそこでもサポートが素晴らしいサプライヤーの方が長い目で見れば絶対に安心だと思われます。
質の悪いサプライヤーは一時的に存在できても、いずれは市場から消えてしまうものです。
1〜2年でなくなるようなサービスに、大事な時間を使うのはもったいないですよね。
私たちのビジネスの基本スタンスは、チームもお客様も、明るく、素早く、柔軟であることを大切にすることです。結局のところ、皆で一緒に成長していく方がずっと楽しいものです。
「潮が満ちれば、港にあるすべての船が浮かび上がる」という言葉があるように、環境が良くなれば恩恵は受けられます。
良いサプライヤーを見つけて、大切に関係を築きましょう。そうすれば幸せで健全なお客様との関係を築く大きな力になります。
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